台風の日、子猫の話

9月5日、大きな台風がきましたね。

台風は、うちにもお客さんを連れてきました。

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こいつです。生後2ヶ月くらいかなぁ。

すごくなつっこくて、ずっと足にまとわりついてきて

必死ににゃーにゃーにゃーにゃー鳴いてました。

声は掠れていたけど。

 

一生懸命わたしを見ようと見上げてきたけど

目やにで塞がった瞳は何も見えていないようでした。

鼻水もひどく、顔はドロドロでした。

 

手を伸ばすと、撫でて!撫でて!と

自分の頭を強く擦り付けてきて、

少し撫でてあげると目を細めてとても気持ち良さそうにしていました。

 

台風はすごく強くて、横殴りの雨と、強い風は

全身ガリガリで、骨と皮しかない子猫を吹き飛ばしてしまいそうでした。

このままだとこいつ死ぬな。と思いました。

 

わたしは家に入れ、

全身ドロドロの汚い子猫をお風呂に入れました。

 

初めてのお風呂はかなり嫌がっていたけれど、無理やり入れました。

乾かしてあげた後の子猫はとても心地良さそうでした。

 

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しばらく緊張していたけど、たくさんごはんをあげて

小さな箱の中にお湯を入れたペットボトルを入れて体を暖めてあげたら

いびきをかきながらすぐに眠ってしまいました。

 

起きると、ケージから出せ!出せ!と大きい声で鳴きます。

夜で動物病院はやっていないので、

朝イチで病院に行くまではケージからは出せません。

 

次の日、動物病院に行って

体重をはかってもらったり、

体力が回復するように注射をうってもらったり、お薬をもらったり

目薬をさしてもらったり。

 

子猫はだいぶ回復し、

視界を邪魔していた目やにもなくなり、

顔も毛ヅヤもとても良くなりました。

これからしばらく動物病院通いが続きそうです。

 

本当に予想外で、時間もお金も割いたけれど、

大声で元気にごはんをねだるこいつを見て

あの日、家に入れてよかったなと心底思ってます。

 

あれから10日近く経った今、

あの子はとっても元気に走り回っています。

ガリガリだった体は、

食べ過ぎなんじゃないの??と思うくらい

コロコロしています。

 

 

ことあるごとに編集の邪魔してきて、

コイツ!!!!!ってなることも多々あるけど

 

 

わたしのおなかのうえで、こんな顔をして寝ているのを見ると

とっても幸せな気持ちになれます。

 

野良猫なんて、迷い猫なんて街の中に数えきれない程いるけれど

わたしと出会ってしまったこいつは、

絶対に幸せにしてあげたいです。

 

 

おわり。

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