鹿児島に客人が来たら、とりあえず指宿に連れてっとけって話。

大変に申し訳ございません。

何に対して謝っているかというと、

このブログを100億万年ものあいだ放置してしまったことについてです。

更新したいなというは100億万年ものあいだずっと考えていたんですが

結局100億万年ものあいだ放置することとなってしまいました。

これからまた定期的にブログのほうもUPする予定でありますので、

わたしのことが好きな人も好きじゃない人もちょくちょくチェックしていただけると嬉しいなと思います。

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さて、わたくしことMIHO氏といえば友達がいないことで有名ですが、

実は腐れ縁というか、人生のふとしたタイミングで気付いたらなぜか近くにいるよね、という

近いんだか遠いんだか分からない謎の距離感を保ち続けている女友達が1人。

栃木県の田舎高校で出会い幾年月。

わたしは今、鹿児島を拠点にしているのですが

その友人はなんとお隣、熊本にいるのです。

友人は、いろんな理由とタイミングが重なって熊本に。

わたしは、旅先の地であった鹿児島に惚れて住み着く形に。

結果的に、2人とも九州のお隣さん同士になったのでした。

 

前置きが長くなりましたが、

そんな友人が鹿児島に遊びにきたいと言うのでわたしは考えた。

鹿児島に来るのが初めてという人間に、どうしたら鹿児島の良さを感じてもらえるだろうか、と。

考えた。考えた。そりゃもう、酒飲み過ぎるほど考えた。

 

鹿児島というのは、ざっくりと2つのエリアに分けることができます。

中央にある桜島より上〜左側が『薩摩(さつま)半島』

そして桜島から右側が『大隅(おおすみ)半島』です。

これは豆知識ですが、鹿児島には屋久島や奄美大島などの離島、

数にして実に26もの有人島が存在します。知ってました??

わたしはつい最近まで知らなかったというか、

なんなら屋久島とか奄美大島とか徳之島とか、

名前は知っていたんですが全部 沖縄の島だと思ってました

鹿児島県の島だったんですね・・・鹿児島すげぇな・・・

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さて、本来であればわたしが惚れた大隅半島を案内したい気持ちは山々でした。

ですが、熊本から鹿児島には新幹線で来る友人、

新幹線が停車するのは薩摩半島に位置する鹿児島市の駅。

そこから大隅半島に連れてくるとなるとフェリーで海上を移動するか、

陸路だと高速を使って片道2時間、せいぜいかっ飛ばして1時間半です(かっ飛ばすな)

 

日帰りなので、せっかく遊ぶのに移動に長い時間を割くのも勿体無いと思い

鹿児島市内から1時間半程で行ける指宿(いぶすき)に行くことにしました。

説明しよう!指宿とは、鹿児島の言わずと知れた観光地だ!薩摩半島の南端にある市で、砂蒸し温泉が有名だぞ!

砂蒸し温泉は、その名の通り砂の温泉。

顔だけが出るように砂浜に埋めてもらい、砂の温かさとずっしりとした重みを楽しむ。

調べたところ、この砂の温かさは機械とかボイラーで温めてるわけではなくて、天然温泉の熱を利用して温めているらしい。

そして、この砂の重さと温かさで体中の老廃物が汗となって排出されるとのこと。

 

実はわたしは、友人と来る以前に一度この砂蒸し温泉を体験しており、その時の感動(後述する)を友人に感じてもらいたいという気持ちもありました。

 

 

ということで、友人を鹿児島駅で拾い薩摩半島を車で南下すること1時間。

そうめん流しにやって参りました。

真っ先に砂蒸し温泉に行くのも良いと思いましたが、腹が減ってはなんとやらです。

さて、皆さんはそうめん流しはご存知でしょうか?

 

素材提供 PIXTA

イメージするのは、このように竹のレール(?)に流れてくるそうめんを箸でキャッチして食べる、というものですね。

しかし、これは流しそうめんであり、そうめん流しではありません

わたしが話したいのはそうめん流しのことです。

ちなみに余談ですが、流しそうめんって食べるのめちゃムズそうじゃないですか?

わたしはやったことないので分からないのですが、絶対位置取りが全てを決めますよね。

そうめんを流し始めるポイントに近い者が麺を総取りし、

流し始めるポイントから遠ければ遠いほど流れてくる麺は少なく、そして上の者達が箸をつけた水が全て自分のところに流れてくるという、

そうめんにもロクにありつけなければ水も衛生的に良いとは言えない、まさに地獄のポジションですよ・・・

流しそうめんをする際は、そうめんを流し始めるポイントに近い上のほうの位置を命懸けで取りにいきたいですね。

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さて、これはわたしも鹿児島に来て初めて知ったそうめんの食べ方なのですが、

このように一つのテーブルに一台の機械があり、

そうめんを入れたザルを中心にぐるぐると回っている水流、

この中にそうめんを投入し、箸ですくって食べるというもの、これこそがそうめん流しなのです。

一般的な流しそうめんのようにポジション取りで全てが決まるということはないので、どこの席にいても美味しいそうめんが食べられます。

水流にそうめんを投入することで、夏によくあるザルからすくったらそうめんがカピカピしていてダマになった麺の塊を持ち上げてしまうという、地味にイラっとするポイントもなく

いつでもしっとり潤ったフレッシュなそうめんがいただけます。

しかし、流水から取り出したいつでもしっとり潤った麺のせいで、付けて食べるめんつゆもびっくりするほど早く薄まっていき、常にめんつゆを足しながら食べていくので気づいたらつゆを入れている器がつゆでタプタプになっています。

とはいえダシのきいためんつゆもしっとりちゅるちゅるの麺も美味しく、また流れているそうめんをすくって食べるというエンターテイメント性も相まってとても楽しいそうめんTIMEを過ごすことができます!

個人的には定期的に行きたい場所ですね。

 

さて、おなかも満たされたところでいよいよ砂蒸し温泉・・・といきたいところですが、食後すぐのお風呂は体に毒なのでワンクッション挟みたい。ということで唐船峡の近くにある【長崎鼻】というところにやってきました。

わたし達が行った日はとても天気が良く、このように真っ青な空と海、

そして【薩摩富士】とも呼ばれる開聞岳が綺麗に見えました!

右に映っているのが友人です。

友人は『へ〜長崎県ってこんな感じなんだぁ〜綺麗だね!』と言っていましたが

お前がいるのは長崎県ではなくて鹿児島にある長崎鼻という公園だよと丁寧に教えてあげました。

まぁ確かに名前は紛らわしい。

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絶景も堪能したところで、ついに砂蒸し温泉へとやって来ました。

ポップなイラストの西郷どんが出迎えてくれます。

わたし達が来たのは砂蒸し会館・砂楽(さらく)というところで、

指宿にはここ以外にも砂蒸し温泉を楽しめる場所が何箇所かあります。

 

料金は大人が1,100円、子供が600円。

砂蒸し体験+温泉入浴料+浴衣のレンタル料金がセットになっています。

その他、フェイスタオルが必要ですが、持参していない場合は200円で購入できます。

 

フロントで浴衣とタオルを受け取ると、イーブイが出迎えてくれます。

どうやら『指宿(イブスキ)』と『イーブイ』の響きが似ていることからコラボしているみたいですね。

ポケモン好きの友人は狂喜乱舞しておりました。

 

 

更衣室で浴衣に着替えた後は、このように建物の外に出て海沿いを歩き、砂浜にある砂蒸し場へと歩いていきます。

(知らんカップル勝手に撮ってごめん)

砂蒸し場の中は撮影NGとなっているので写真はありませんが、

このように顔のまわりにフェイスタオルを敷いて砂に寝転ぶと、係の方が勝手に体の上から砂をかけてくれます。

わたしは初めて来た時にここで大爆笑しちゃって

だって普通に生きてたら砂浜で体の上から豪快に砂をかけられることってないじゃないですか。それが指宿の砂蒸し温泉はどうでしょう、スコップでこれでもかと言うほどこんもりと砂を積まれるんですよ。

わたしはその非日常感と、意外とズッシリとした砂の重さに、係員の人も苦笑いするほど爆笑してしまったのでした。

さすがに2度目なのでこの時は大丈夫でしたが、友人はやはり『笑いを堪えるのが大変だった』と言ってました。

堪えられて偉い。

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係員さんからは『だいたい目安は10分で、暑いなと思ったら出ちゃっても大丈夫です』と言われます。つまり、3分で出てしまっても、逆にずっと入っていてもOKということです。

わたしは長風呂が苦手なほうですが、それでもお湯じゃなくて砂だし、目安と言われた10分ぐらいはいけるやろ・・・と思っていました。

しかし、ここから砂蒸し温泉の凄さを感じることとなります。

序盤でご説明した通り、砂蒸し温泉の熱は地熱の暖かさであり、この砂の熱と重みで体を温めていくんですが、

最初はじんわりとした感覚であったものの、5分を超えてからは汗が止まらなくなりました。

体部分は砂に埋もれているので汗が出ている感覚は分かりづらいのですが、とにかく熱くて、顔と頭から汗が止まりません。

しかしここは砂浜、心地良い波の音と潮風が顔を撫でていきます。これがとっても癒される。

こうして癒されている合間も、やはり顔と頭から汗が止まりません。

これは10分でギリギリだな・・・と思いました。

もちろん熱さ耐性のある人はいけるとこまでいっちゃえばいいし、

わたしのように長風呂が苦手な人は短めでもいいと思いますが、とりあえず10分は入ってみてほしいなと思います。

 

出る時は、砂の重さで最初は起き上がれないので、とりあえず足や手を動かして自由を確保したうえで、自分の上に乗っかっている砂を払ったりしながら砂から這い出ます。

するとびっくり、先ほどまでカラッとして潮風になびいていた浴衣が、汗でびっしょりになっているんですね。

この汗の量に驚き、そしてわたしは体の軽さにもめちゃくちゃ驚きました。

いつもバキバキの肩が、かなりスッキリしてるんです・・・

個人的にはマッサージや整体に行く以上に肩が軽くなっているなと感じました!

今まで感じていた砂の重さがなくなったからでしょうか?

もちろんそれもあると思いますが、やはり砂の熱や圧によって身体中の老廃物が一気に排出され、新陳代謝が促されたことも充分に効果として表れたのかなという気がしました!

砂蒸し温泉、本当に素晴らしい。定期的に通いたい気持ちです。

というわけで、わたしが感動した砂蒸し温泉をこのたび友人にも体感してもらえて、個人的にとても満足しました。

友人はというと、『このスッピンの状態で帰りの新幹線乗るのだりぃ』と言っていました。

そこまで考えてなかったわ。ごめん。

 

わたしの鹿児島初案内、いかがだったでしょうか?

『鹿児島行きたいけどどこに行けばいいか分からん!』という方は、ぜひ参考にしてみてください。

でもやっぱり、鹿児島でいちばん見てほしいのはわたしが惚れた大隅半島です!

機会があったらぜひ大隅半島にも足を伸ばしてみてくださいね!

 

久々のブログでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!また気が向いたらちょくちょくUPしていこうと思うので、今後ともよろしくお願いいたします。

それではまたの〜〜〜

 

 

MIHO氏

 

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